インスタグラムで複数のアカウントを運用したいけれど、「インスタで同じメアドで複数アカウントを作るとバレるのか」という不安を抱えている方は多いのではないでしょうか。結論から言うと、同じメールアドレスで複数アカウントを作成すること自体は技術的に可能ですが、その方法にはいくつかの制約があり、適切な対策をしないと知人や友人にサブアカウントが発見される可能性があります。
この記事では、Instagramの複数アカウント作成における仕組みを詳しく解説し、同じメールアドレスを使用した場合のリスク、そしてアカウントがバレないようにするための具体的な対策方法を網羅的にご紹介します。
- 同じメールアドレスで複数アカウントを作成できる条件とInstagramの制限
- 複数アカウントが他人にバレる5つの主要な原因と仕組み
- サブアカウントを完全に隠すための7つの実践的な対策方法
インスタで同じメアドで複数アカウント作成の仕組みとバレる理由
Instagramでは同じメールアドレスを使って複数のアカウントを管理できますが、その仕組みと関連するリスクを正しく理解することが重要です。
同じメールアドレスで作れるアカウント数の上限
Instagramでは、1つのメールアドレスまたは電話番号で最大5つのアカウントを作成・管理できます。この5つにはメインアカウントも含まれるため、追加できるサブアカウントは実質4つまでとなります。
アカウント作成の制限
| 登録方法 | 作成可能なアカウント数 | 備考 |
|---|---|---|
| 同じメールアドレス | 最大5つ(メイン含む) | アプリ内で簡単に切り替え可能 |
| 同じ電話番号 | 最大5つ(メイン含む) | メールアドレスと同様の制限 |
| 異なるメールアドレス | 制限なし | それぞれ独立したメインアカウントとして扱われる |
この制限は、Instagramのアプリ内でログイン情報を保存し、簡単にアカウントを切り替えられる「アカウント追加機能」を使う場合に適用されます。6つ目以降のアカウントを使いたい場合は、既存のアカウントからログアウトして新たにログインする必要があります。
Instagramのアカウント関連付けの仕組み
同じメールアドレスで複数アカウントを作成すると、Instagram側ではこれらのアカウントが内部的に関連付けられます。この関連付けは以下のような情報に基づいて行われます。
関連付けに使用される情報
- 連絡先情報: メールアドレス、電話番号
- デバイス情報: 同じスマートフォンやタブレットからのアクセス
- IPアドレス: 同じネットワーク環境からのログイン
- ブラウザ情報: Cookie、キャッシュなどの識別情報
- 行動パターン: ログイン時間、使用パターンの類似性
この関連付け自体は、アカウント管理の利便性を高めるためのものですが、同時に「おすすめユーザー」機能にも影響を与えます。Instagramのアルゴリズムは、関連付けられたアカウント同士を「知り合いかもしれない」と判断し、相互におすすめ表示する可能性があります。
複数アカウントがバレる5つの主要な原因
同じメールアドレスで複数アカウントを作成した場合、以下の理由で知人や友人に発見される可能性があります。
連絡先の同期機能による表示
Instagramには「連絡先の同期」という機能があり、スマートフォンの電話帳に登録されている連絡先とInstagramアカウントを照合します。同じメールアドレスや電話番号で複数アカウントを作成し、この機能を有効にしていると、電話帳にあなたの連絡先を登録している人の「おすすめユーザー」に、あなたの全アカウントが表示される可能性があります。
「おすすめユーザー」機能のアルゴリズム
Instagramの「おすすめユーザー」は、以下の要素を総合的に判断して表示されます。
- 共通のフォロワーやフォロー関係
- 同じ連絡先情報(メールアドレス、電話番号)
- 同じデバイスからのアクセス履歴
- プロフィール情報の類似性
- 興味関心の近さ
同じメールアドレスで作成したアカウントは、これらの要素が重複するため、メインアカウントのフォロワーにサブアカウントがおすすめ表示される確率が高くなります。
Facebook連携による紐付け
InstagramとFacebookは同じMeta社が運営しており、両サービスを連携させている場合、Facebookの友達にInstagramアカウントがおすすめ表示されます。複数のInstagramアカウントを同じFacebookアカウントと連携させると、すべてのアカウントがFacebookの友達に発見される可能性があります。
同じデバイスからのアクセス履歴
同じスマートフォンやタブレットから複数のアカウントにログインすると、デバイス情報がInstagram側に記録されます。この情報に基づき、同一人物が運営している可能性が高いと判断され、アカウント同士が関連付けられます。
プロフィール情報や行動パターンの類似
以下のような類似点があると、Instagramのアルゴリズムがアカウント同士の関連性を認識します。
- 同じプロフィール写真や似たような画像
- 似た名前やユーザーネーム
- 同じ時間帯の投稿やログイン
- 同じような興味関心(フォローするアカウントのジャンル)
- 同じ位置情報からの投稿
これらの情報が蓄積されることで、直接的な連絡先情報を共有していなくても、アカウント同士の関連性が推測され、おすすめ表示につながる可能性があります。
実際にバレるケースとバレないケース
バレやすいケース
- メインアカウントと同じメールアドレスでサブアカウントを作成
- 連絡先の同期機能をオンにしたまま使用
- 同じデバイスで両方のアカウントを頻繁に切り替え
- プロフィール写真や名前が類似している
- メインアカウントのフォロワーを即座にフォロー
バレにくいケース
- 完全に異なるメールアドレスと電話番号を使用
- 連絡先の同期を完全にオフに設定
- 別のデバイスまたはブラウザでサブアカウントを管理
- プロフィール情報を完全に異なるものにする
- フォロー・フォロワーの関係を慎重に管理
重要なのは、単にメールアドレスを同じにするかどうかだけでなく、総合的なアカウント運用方法がバレるかどうかに影響するということです。
同じメアドで複数アカウントを作ってもバレない対策方法
インスタで同じメールアドレスを使って複数アカウントを運用する場合、適切な対策を講じることで、知人や友人に発見されるリスクを大幅に減らすことができます。
連絡先の同期を完全にオフにする設定手順
Instagramの「連絡先の同期」機能は、サブアカウントがバレる最大の原因の一つです。この機能を完全にオフにすることが、最も重要な対策となります。
iPhone・Androidでの設定方法
- Instagramアプリを開き、右下のプロフィールアイコンをタップ
- 右上の三本線(メニュー)をタップ
- 「設定とプライバシー」を選択
- 「アカウントセンター」をタップ
- 「あなたの情報とアクセス許可」を選択
- 「連絡先をアップロード」をタップ
- 「連絡先をリンク」をオフ(グレー)に切り替え
- 確認画面で「リンクを解除」をタップ
スマートフォン本体の設定からもオフにする
Instagramアプリの設定だけでなく、スマートフォン本体の権限設定からもオフにすることで、より確実に同期を防げます。
- iPhone: 設定→Instagram→連絡先→「許可しない」を選択
- Android: 設定→アプリ→Instagram→権限→連絡先→「許可しない」を選択
この2段階の設定により、過去にアップロードされた連絡先情報の関連付けを解除し、今後の同期も防ぐことができます。
「おすすめに表示」機能を無効化する方法
自分のアカウントが他人の「おすすめユーザー」に表示されないようにする設定も重要です。
設定手順
- プロフィール画面から右上のメニュー(三本線)をタップ
- 「設定とプライバシー」を選択
- 「アカウントのプライバシー」または「プライバシー設定」を選択
- 「おすすめのアカウント」を見つけてタップ
- 「同様のアカウントのおすすめに含める」をオフにする
この設定により、Instagramのアルゴリズムがあなたのアカウントを他人におすすめ表示することを制限できます。ただし、完全に表示されなくなるわけではなく、表示される確率を下げる効果があります。
Facebookとの連携を解除する
InstagramとFacebookの連携は、アカウント発見の大きな原因となります。複数アカウントを持つ場合、特にサブアカウントではFacebook連携を避けるべきです。
連携解除の手順
- Instagramのプロフィール画面からメニューを開く
- 「設定とプライバシー」→「アカウントセンター」を選択
- 「アカウント」を選択
- 連携されているFacebookアカウントを選択
- 「アカウントセンターから削除」をタップ
Facebookとの連携を解除することで、Facebook上の友達にInstagramアカウントがおすすめ表示されるリスクを回避できます。
プロフィール情報を完全に別物にする
アカウント同士の関連性をアルゴリズムに認識させないため、プロフィール情報を意識的に異なるものにしましょう。
差別化すべきプロフィール要素
| 項目 | メインアカウント例 | サブアカウント推奨 |
|---|---|---|
| プロフィール写真 | 自分の顔写真 | 風景や趣味に関連する画像 |
| ユーザーネーム | 本名ベース(@yamada_taro) | 趣味や興味に基づく名前(@book_lover_2024) |
| 名前(表示名) | 山田太郎 | ニックネームや趣味名 |
| 自己紹介文 | 職業や所在地を記載 | 興味関心のみ記載 |
| ウェブサイトURL | 個人ブログ | 異なるサイトまたは未設定 |
特にプロフィール写真は視覚的に最も目立つ要素なので、メインアカウントとは全く異なるものを選ぶことが重要です。
異なるデバイスやブラウザで管理する
技術的に可能であれば、サブアカウントを別のデバイスやブラウザで管理することで、アカウント間の関連性を弱めることができます。
デバイス分けの方法
- メインアカウント: 普段使いのスマートフォン
- サブアカウント: タブレット、古いスマートフォン、またはPC(ブラウザ版)
同じスマートフォンでも、Instagramのアプリとブラウザ版(SafariやChromeでinstagram.comにアクセス)を使い分けることで、ある程度の効果が期待できます。
ブラウザ版の活用
PCやスマートフォンのブラウザからInstagramにアクセスする場合、シークレットモード(プライベートブラウジング)を使用することで、Cookie情報が保存されず、アカウント間の関連性が記録されにくくなります。
フォロー・フォロワー関係を慎重に管理する
サブアカウントの運用初期段階で、フォローやフォロワーの関係を慎重に構築することも重要です。
バレないためのフォロー戦略
- 即座のフォローを避ける: アカウント作成直後にメインアカウントのフォロワーを大量フォローしない
- 段階的なフォロー: 数日から数週間かけて少しずつフォローを増やす
- 共通フォロワーを最小限に: メインアカウントと共通のフォロワーが多いと関連性が高まる
- 異なるジャンルをフォロー: メインアカウントとは全く異なる興味関心のアカウントをフォロー
特に、メインアカウントの親しい友人やフォロワーをサブアカウントですぐにフォローすることは避けましょう。共通のフォロワーが多いと、「おすすめユーザー」に表示される可能性が高まります。
アカウントを非公開(鍵アカウント)に設定する
サブアカウントを非公開設定にすることで、不特定多数の人に発見されるリスクを減らせます。
非公開アカウントの設定方法
- サブアカウントでInstagramを開く
- プロフィール画面から右上のメニューをタップ
- 「設定とプライバシー」を選択
- 「アカウントのプライバシー」をタップ
- 「非公開アカウント」をオンにする
非公開アカウントにすると、以下のような効果があります。
非公開アカウントの特徴
- フォローリクエストを承認制にできる
- 投稿やストーリーが承認したフォロワーのみに表示される
- プロフィール写真と基本情報以外は外部から見えない
- 検索結果に表示されにくくなる
ただし、非公開アカウントでも、プロフィール写真やユーザーネーム、名前は公開されているため、これらの情報からバレる可能性は残ります。
複数アカウント運用時の注意点とよくある質問
同じメールアドレスで複数アカウントを運用する際には、いくつかの重要な注意点があります。ここでは、実際によくある疑問と対策を詳しく解説します。
既に同じメアドで複数アカウントを作成済みの場合
すでに同じメールアドレスで複数のアカウントを作成してしまい、連絡先の同期などもオンにしていた場合、どうすればよいでしょうか。
対処法の優先順位
- まず連絡先の同期をオフにする: 前述の手順で、すべてのアカウントで連絡先同期を解除
- おすすめ表示の設定を変更: 特にサブアカウントで「おすすめに表示」をオフに
- 過去の関連付けをリセット: 一度ログアウトし、キャッシュやCookieをクリアしてから再ログイン
- 別のメールアドレスに変更を検討: 可能であれば、サブアカウントのメールアドレスを変更
メールアドレスの変更方法
- 変更したいアカウントにログイン
- プロフィール→メニュー→設定→アカウント→メールアドレス
- 新しいメールアドレスを入力して確認
メールアドレスを変更すると、そのアカウントは新しいメールアドレスに紐付けられ、以前のメールアドレスとの関連付けが解除されます。
完全にバレないアカウント作成は可能か?
残念ながら、100%完全にバレないアカウント作成は困難です。しかし、以下の条件を満たすことで、バレる可能性を極めて低くすることは可能です。
バレる可能性を最小限にする条件
- 完全に異なるメールアドレスと電話番号を使用
- 連絡先の同期を一切行わない
- 別のデバイスで管理する
- プロフィール情報を完全に異なるものにする
- メインアカウントのフォロワーとの接点を避ける
- 非公開アカウントに設定する
- Facebook連携をしない
これらすべてを実践することで、偶然発見される以外でバレる可能性はほぼなくなります。ただし、投稿内容や行動パターンから推測される可能性は常に残ります。
6つ目以降のアカウントを作りたい場合
Instagramアプリでは最大5つまでしかアカウントを追加できませんが、6つ目以降のアカウントも作成・管理することは可能です。
6つ目以降のアカウントを使う方法
| 方法 | 手順 | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|
| ログアウトして切り替え | 既存のアカウントからログアウト→新アカウントでログイン | 制限なく作成可能 | 切り替えが面倒 |
| 別デバイスを使用 | 別のスマホやタブレットで管理 | 同時使用が可能 | デバイスが複数必要 |
| ブラウザ版を使用 | PC/スマホのブラウザからアクセス | 追加コスト不要 | 機能が一部制限される |
| アカウント管理ツール | 複数アカウント対応アプリ使用 | 効率的に管理できる | セキュリティリスク |
ビジネス目的で多数のアカウントを管理する必要がある場合は、Instagram公式のクリエイタースタジオやMeta Business Suiteなどの管理ツールの利用を検討しましょう。
メインアカウントとサブアカウントで同じ投稿は避けるべきか
同じ写真や動画を複数のアカウントで投稿すると、画像認識技術によって関連性が検出される可能性があります。
投稿に関する推奨事項
- 同じ画像の使用を避ける: 特に顔写真や特徴的な画像
- 投稿時間をずらす: 同じタイミングでの投稿はパターンとして認識される
- キャプションを変える: 同じ文章やハッシュタグの使い回しを避ける
- ストーリーズの共有に注意: 同じストーリーをリポストすると関連性が高まる
特に、メインアカウントの投稿をサブアカウントでリポストしたり、シェアしたりすることは、直接的な関連性を示すため避けるべきです。
企業アカウントや複数人で管理する場合の注意点
ビジネス用途で複数のInstagramアカウントを運用する場合、個人アカウントとは異なる配慮が必要です。
企業アカウントの複数運用
- ビジネスアカウントに切り替える: 個人アカウントではなくビジネスアカウントとして登録
- 公式の管理ツールを使用: Meta Business Suiteなどの公式ツールで一元管理
- 役割分担を明確にする: 複数人で管理する場合、権限を設定する
- セキュリティ対策: 二段階認証を必ず設定し、パスワード管理を徹底
複数人でアカウントを管理する場合、個人のスマートフォンでログインするのではなく、専用デバイスや管理ツールを通じてアクセスすることで、セキュリティリスクを軽減できます。
まとめ
インスタで同じメアドで複数アカウントを作成することは技術的に可能であり、最大5つまでのアカウントを1つのメールアドレスで管理できます。しかし、適切な対策を講じないと、連絡先の同期機能やおすすめユーザー機能によって、知人や友人にサブアカウントが発見される可能性が高くなります。
最も重要な対策は、「連絡先の同期」を完全にオフにすることです。Instagramアプリ内の設定だけでなく、スマートフォン本体の権限設定からも連絡先へのアクセスを拒否することで、より確実に同期を防げます。また、「おすすめに表示」機能をオフにし、Facebookとの連携を解除することも効果的です。
さらに、プロフィール情報をメインアカウントとは完全に異なるものにし、フォロー・フォロワー関係を慎重に構築することで、Instagramのアルゴリズムによる関連付けを最小限に抑えることができます。可能であれば、サブアカウントを別のデバイスやブラウザで管理し、非公開アカウントに設定することで、さらに安全性が高まります。
完全にバレないアカウント作成は困難ですが、これらの対策を総合的に実践することで、発見されるリスクを大幅に減らすことができます。複数アカウントを運用する目的に応じて、必要な対策を選択し、安全にInstagramを楽しみましょう。

