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if関数で空白だったら表示しない!Excelで使える便利テク

2025 10/30

Excelで数式を使っていると、参照元のセルが空白の場合に「0」や不要な値が表示されてしまい、見た目が煩雑になることはありませんか。特に報告書や見積書など、他者に見せる資料では、空白セルに対して何も表示させたくないケースが多くあります。

この記事では、IF関数を使って空白だったら表示しない方法を、基本から応用まで詳しく解説します。初心者の方でもすぐに実践できるよう、具体例を交えながら説明していきます。

この記事で分かること 
  • IF関数で空白セルを判定して非表示にする基本的な書き方
  • 空白と0を区別する正確な判定方法
  • 実務で役立つIF関数と空白処理の応用テクニック

IF関数で空白だったら表示しない基本の書き方

Excelで空白セルを判定し、条件に応じて表示・非表示を切り替えるには、IF関数を使用します。この方法をマスターすることで、見やすく整った資料作成が可能になります。

IF関数の基本構文

IF関数は、指定した条件が真(TRUE)か偽(FALSE)かを判定し、それぞれに対応した値を返す関数です。

基本構文

=IF(論理式, 真の場合の値, 偽の場合の値)

各引数の意味:

  • 論理式: 判定する条件
  • 真の場合の値: 条件を満たす場合に表示する内容
  • 偽の場合の値: 条件を満たさない場合に表示する内容

空白を判定する数式の書き方

セルが空白かどうかを判定するには、主に2つの方法があります。

方法1: 比較演算子を使う方法

最もシンプルな方法は、セルの値が空白文字(“”)と等しいかを判定する方法です。

=IF(A1="", "", A1*1.1)

この数式の意味:

  • A1セルが空白なら何も表示しない(“”)
  • A1セルに値があれば、その値に1.1を掛けた結果を表示

方法2: ISBLANK関数を併用する方法

より正確に空白を判定したい場合は、ISBLANK関数を使用します。

=IF(ISBLANK(A1), "", A1*1.1)

ISBLANK関数の特徴

  • セルが完全に空の状態を判定
  • 数式の結果が空文字(“”)の場合は空白と判定しない
  • より厳密な空白判定が可能
判定方法空のセル空文字(“”)0スペース
A1=””○○××
ISBLANK(A1)○×××

実用例: 計算結果を条件付きで表示

実務でよく使われる例として、単価と数量から金額を計算する場合を見てみましょう。

状況

  • A列: 商品名
  • B列: 単価
  • C列: 数量
  • D列: 金額(単価×数量)

D列に入れる数式:

=IF(OR(B2="", C2=""), "", B2*C2)

この数式により:

  • 単価または数量のどちらかが空白なら、金額欄も空白
  • 両方に値があれば、掛け算の結果を表示

OR関数を使うことで、複数の条件をまとめて判定できます。

空白表示の注意点

空白を表示したい場合、数式では必ず""(ダブルクォーテーション2つ)を使用します。

よくある間違い

=IF(A1="", , A1*1.1)  ←エラーになる
=IF(A1="", 0, A1*1.1)  ←0が表示されてしまう

正しい書き方

=IF(A1="", "", A1*1.1)  ←何も表示されない

空白を表現する""は、見た目では何も表示されませんが、数式としては正しく認識されます。

空白判定の応用テクニック

基本的なIF関数による空白判定をマスターしたら、より実務的な応用テクニックを覚えることで、作業効率が大きく向上します。

複数条件での空白判定

複数のセルを同時にチェックして、すべてに値がある場合のみ計算を実行する方法です。

AND関数との組み合わせ

すべての条件が満たされた場合のみ処理を実行します。

=IF(AND(A2<>"", B2<>"", C2<>""), A2*B2*C2, "")

使用例: 3つの数値の掛け算

  • A2、B2、C2のすべてに値がある場合のみ計算
  • 1つでも空白があれば何も表示しない

OR関数との組み合わせ

いずれかの条件が満たされた場合に処理を実行します。

=IF(OR(A2="", B2=""), "入力してください", A2+B2)

使用例: 入力チェック

  • A2またはB2のどちらかが空白なら「入力してください」と表示
  • 両方に値があれば合計を計算
関数用途条件
ANDすべて満たす必要がある全条件が真
ORいずれか満たせばよい1つ以上が真

空白と0を区別する判定方法

Excelでは、空白セルと0が入力されたセルを区別する必要がある場合があります。

空白、0、それ以外を判定する数式

=IF(A1="", "未入力", IF(A1=0, "ゼロ", A1))

この数式の処理の流れ:

  1. A1が空白なら「未入力」
  2. A1が0なら「ゼロ」
  3. それ以外なら値をそのまま表示

COUNTBLANK関数の活用

空白セルの数を数える場合は、COUNTBLANK関数が便利です。

=IF(COUNTBLANK(A1:A10)>0, "未入力項目あり", "入力完了")

活用シーン

  • 入力フォームの完成度チェック
  • 必須項目の入力確認
  • データの完全性検証

エラーと空白を同時に処理する

数式がエラーを返す可能性がある場合、エラーも空白として処理したいケースがあります。

IFERROR関数との組み合わせ

=IFERROR(IF(A1="", "", VLOOKUP(A1, C:D, 2, FALSE)), "")

この数式の処理:

  1. A1が空白なら何も表示しない
  2. VLOOKUP関数でデータを検索
  3. エラーが発生しても何も表示しない

Excel 2013以降での推奨方法

Excel 2013以降では、IFNA関数も利用できます。

=IFNA(IF(A1="", "", VLOOKUP(A1, C:D, 2, FALSE)), "")
関数対応エラー利用場面
IFERRORすべてのエラー包括的なエラー処理
IFNA#N/AエラーのみVLOOKUP等の検索関数

条件付き書式との連携

IF関数で空白判定をした結果に応じて、セルの書式を自動変更することもできます。

手順

  1. 書式を設定したいセル範囲を選択
  2. ホームタブ→条件付き書式→新しいルール
  3. 「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選択
  4. 数式を入力: =$A1=""
  5. 書式を設定(背景色、文字色など)

これにより、空白セルを視覚的に目立たせることができます。

実務でよく使う空白処理のパターン

実際のビジネスシーンでは、様々な場面で空白判定が必要になります。ここでは、頻繁に使われる実用的なパターンを紹介します。

見積書・請求書での空白処理

商品明細が空白の行では、金額計算を表示しないようにする方法です。

単価×数量の計算例

セル構成

  • A列: 商品名
  • B列: 単価
  • C列: 数量
  • D列: 小計

D2セルの数式:

=IF(OR(A2="", B2="", C2=""), "", B2*C2)

消費税計算の例

小計が空白の場合は消費税も表示しない:

=IF(D2="", "", D2*0.1)

合計金額の表示

=IF(COUNTBLANK(D2:D10)=9, "", SUM(D2:D10))

この数式の意味:

  • D2からD10までのすべてが空白(9個)なら合計も空白
  • 1つでも値があれば合計を表示

データ集計での空白対応

複数のシートやデータソースから情報を集める際の空白処理です。

VLOOKUP関数との組み合わせ

検索元が空白の場合は検索を実行しない:

=IF(A2="", "", IFERROR(VLOOKUP(A2, Sheet2!A:B, 2, FALSE), "該当なし"))

処理の流れ

  1. A2が空白なら何も表示しない
  2. A2に値があればVLOOKUPで検索
  3. 検索結果が見つからない場合は「該当なし」と表示

参照先が空白の場合の処理

別のシートのセルを参照する場合:

=IF(Sheet2!A1="", "", Sheet2!A1)
シーン数式例用途
単純参照=IF(A1=””, “”, A1)基本的な空白判定
計算結果=IF(A1=””, “”, A1*1.1)値がある時だけ計算
文字連結=IF(A1=””, “”, A1&”様”)値がある時だけ追加
関数結果=IF(A1=””, “”, VLOOKUP(…))値がある時だけ検索

テキスト結合での空白処理

複数のセルの値を結合する際、空白セルを含めたくない場合の処理方法です。

氏名の結合例

姓と名を結合する際、どちらかが空白でも適切に表示:

=IF(AND(A2="", B2=""), "", IF(A2="", B2, IF(B2="", A2, A2&" "&B2)))

Excel 2019以降の場合

CONCAT関数やTEXTJOIN関数を使うとより簡潔に記述できます:

=TEXTJOIN(" ", TRUE, A2, B2)

TEXTJOIN関数の引数:

  • 第1引数: 区切り文字
  • 第2引数: TRUE(空白を無視)、FALSE(空白を含める)
  • 第3引数以降: 結合するセル範囲

住所の結合例

都道府県、市区町村、番地を結合する場合:

=IF(COUNTBLANK(A2:C2)=3, "", CONCATENATE(A2, B2, C2))

日付計算での空白処理

日付の差分計算など、空白が含まれる可能性がある場合の対処法です。

日数計算の例

開始日と終了日から日数を計算:

=IF(OR(A2="", B2=""), "", B2-A2)

期限管理の例

期限日と現在日を比較して残日数を表示:

=IF(A2="", "", A2-TODAY())

さらに条件を追加した例:

=IF(A2="", "", IF(A2-TODAY()<0, "期限切れ", A2-TODAY()&"日"))

条件分岐を含む複雑な判定

より複雑なビジネスロジックを実装する場合の例です。

割引率の自動適用

購入金額に応じて割引率を変える場合:

=IF(A2="", "", IF(A2>=10000, A2*0.9, IF(A2>=5000, A2*0.95, A2)))

処理内容

  • A2が空白なら何も表示しない
  • 10,000円以上なら10%割引
  • 5,000円以上なら5%割引
  • それ以外は割引なし

ステータス表示の例

進捗率に応じてステータスを表示:

=IF(A2="", "", IF(A2=100, "完了", IF(A2>=50, "進行中", "未着手")))
進捗率表示条件
空白(空白)未入力
100%完了100と等しい
50%以上進行中50以上100未満
50%未満未着手0以上50未満

よくあるエラーと解決方法

IF関数で空白判定を行う際に発生しがちなエラーとその対処法を解説します。

0が表示されてしまう問題

空白にしたいのに「0」が表示される場合の原因と対策です。

原因1: セルの書式設定

セルの表示形式が「標準」や「数値」の場合、空白文字(“”)が0として表示されることがあります。

解決方法

  1. 対象セルを選択
  2. 右クリック→「セルの書式設定」
  3. 「表示形式」タブで「文字列」を選択

または、数式を以下のように変更:

=IF(A1="", "", TEXT(A1*1.1, "0"))

原因2: 数式の書き方

空白の指定方法が間違っている場合:

間違った例

=IF(A1="", 0, A1*1.1)  ←0が表示される
=IF(A1="", , A1*1.1)   ←エラーになる

正しい例

=IF(A1="", "", A1*1.1)  ←何も表示されない

スペースが含まれている場合の判定

見た目は空白でも、実際にはスペース文字が入っている場合があります。

TRIM関数を使った解決法

=IF(TRIM(A1)="", "", A1*1.1)

TRIM関数の機能:

  • 文字列の前後のスペースを削除
  • 単語間のスペースを1つに統一
  • 全角スペースも削除(Excel 2013以降)

より厳密な判定方法

全角・半角スペースの両方に対応:

=IF(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(A1," ","")," ","")="", "", A1*1.1)
状況A1=””TRIM(A1)=””推奨方法
完全な空白○○どちらでも可
半角スペースのみ×○TRIM使用
全角スペースのみ×○(2013以降)TRIM使用
タブや改行×○TRIM使用

数式がテキストとして表示される

数式を入力したのに、計算結果ではなく数式自体が表示される場合の対処法です。

原因と解決方法

原因1: セルの書式が文字列

解決手順:

  1. セルの書式を「標準」または「数値」に変更
  2. セルをダブルクリックして編集モードに入る
  3. Enterキーを押して確定

原因2: 先頭にシングルクォーテーション

数式の前に'(アポストロフィ)が付いている場合:

'=IF(A1="", "", A1*1.1)  ←これは文字列として扱われる

解決方法:

  • セルを編集して先頭の'を削除
  • または、新しいセルに数式を入力し直す

循環参照エラー

数式が自分自身のセルを参照してしまう場合に発生するエラーです。

エラー例

A1セルに以下の数式を入力した場合:

=IF(A1="", "", A1*1.1)

これは循環参照エラーになります。

正しい書き方

別のセル(例:B1)を参照する:

=IF(B1="", "", B1*1.1)

#VALUE!エラーの対処

データ型が一致しない場合に発生するエラーです。

発生例と解決法

文字列と数値を計算しようとした場合:

エラーになる例

A1に「abc」という文字列が入っている場合
=IF(A1="", "", A1*1.1)  ←#VALUE!エラー

解決方法

ISNUMBER関数で数値かどうかを先に判定:

=IF(OR(A1="", NOT(ISNUMBER(A1))), "", A1*1.1)

または、VALUE関数やNUMBERVALUE関数で数値に変換:

=IF(A1="", "", VALUE(A1)*1.1)

Excelのバージョンによる違いと最新機能

Excelのバージョンによって、空白処理の方法や利用できる関数が異なります。

Excel 2019以降の新機能

IFS関数の活用

複数の条件を一度に判定できる関数です。

従来の書き方(ネストしたIF)

=IF(A1="", "", IF(A1>=100, "A", IF(A1>=80, "B", "C")))

IFS関数を使った書き方

=IFS(A1="", "", A1>=100, "A", A1>=80, "B", TRUE, "C")

IFS関数の特徴:

  • ネストが不要で読みやすい
  • 条件と結果のペアを順に記述
  • 最後にTRUEを入れると「それ以外」を表現可能

SWITCH関数の活用

特定の値に応じて結果を切り替える場合に便利です。

=IF(A1="", "", SWITCH(A1, "A", "優秀", "B", "良好", "C", "要改善", "評価なし"))
関数適した用途Excel バージョン
IF基本的な条件分岐すべて
IFS複数条件の判定2019以降
SWITCH値による切り替え2019以降

Microsoft 365限定の動的配列機能

Microsoft 365(旧Office 365)では、動的配列という新機能が利用できます。

FILTER関数での空白除外

空白行を自動的に除外してデータを抽出:

=FILTER(A1:C100, A1:A100<>"", "データなし")

この数式の動作

  • A列が空白でない行のみを抽出
  • 該当データがない場合は「データなし」と表示
  • 結果は複数セルに自動的に展開

XLOOKUP関数での空白処理

VLOOKUP関数の後継として登場したXLOOKUP関数:

=IF(A1="", "", XLOOKUP(A1, B:B, C:C, "見つかりません"))

XLOOKUP関数の利点:

  • 検索範囲と取得範囲を別々に指定可能
  • 見つからない場合の既定値を設定できる
  • 完全一致・近似一致の指定が簡単

従来バージョンでの代替方法

古いバージョンのExcelを使用している場合の対応方法です。

Excel 2016以前での複数条件判定

IFS関数が使えない場合は、従来通りIF関数をネストします。

=IF(A1="", "", IF(A1>=100, "A", IF(A1>=80, "B", IF(A1>=60, "C", "D"))))

読みやすくするコツ

  • 数式バーで改行を入れる(Alt+Enter)
  • インデントを意識して整形
  • 複雑になりすぎる場合は別セルで段階的に判定

古いバージョンでの文字列結合

TEXTJOIN関数が使えない場合:

=IF(COUNTBLANK(A1:C1)=3, "", TRIM(A1&" "&B1&" "&C1))

TRIM関数で余分なスペースを削除することで、空白セルがあっても適切に結合できます。

まとめ

ExcelでIF関数を使って空白だったら表示しない方法は、見やすい資料作成に欠かせないテクニックです。基本的な空白判定から、複雑な条件分岐まで、様々な場面で活用できます。

重要ポイントのおさらい

  1. 基本の空白判定: =IF(A1="", "", 計算式)で空白時は何も表示しない
  2. より正確な判定: ISBLANK関数やTRIM関数を併用して、見た目だけでなく実際の内容を判定
  3. 複数条件の処理: AND関数やOR関数と組み合わせることで、複雑な条件も一つの数式で処理可能
  4. エラー対策: IFERROR関数やISNUMBER関数を活用して、予期しないエラーを防止
  5. バージョン別機能: 使用しているExcelのバージョンに応じて、IFS関数やXLOOKUP関数などの新機能も検討

実務では、見積書や請求書、データ集計など、様々な場面で空白処理が必要になります。この記事で紹介した方法を実際の業務に取り入れることで、より洗練された資料作成が可能になります。

まずは基本のIF(セル="", "", 計算式)の形をマスターし、必要に応じて他の関数と組み合わせて応用していきましょう。慣れてくると、条件に応じた適切な数式を素早く作成できるようになります。

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